ものを書く練習。

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ぬるめのオタが名作に触れる【フランケンシュタイン編】

今日はハロウィンですね。
ハロウィンになるとみんなモンスターの仮装とかしますよね。
 
ということでフランケンシュタインのお話です。
 まあ単に前回と同じシリーズの本読んだので、というところです。
 

フランケンシュタイン / M・シェリ

例によって子ども向けの本です。

 

痛快 世界の冒険文学 3 フランケンシュタイン / 山中 恒

これはちょっと読みにくかった、というかオリジナル要素が強かった。ちゃんと原作読んだ方が良いかも、と思った作品でした。

 

ぬるいオタ話。

フランケンシュタインって言うと、あの頭からネジが生えてる奴を想像しますよね。
いや、最近はFGOのフランちゃんが優勢か。マジカルハロウィンってパチスロでもフランケン出てきますね。たまに勝つので結構好きです。
いずれにしても、モンスターのことを想像すると思います。
 
ただ、一応僕は元々、『フランケンシュタイン』はモンスターの名前じゃなくて、作った人の名前だと言うことは分かってました。何で読んだかは忘れました。
 
あと、僕ジャーマンメタルが好きなんですけど、ジャーマンメタルの有名バンドでHELLOWEENっていうバンドがいるんですよ。
メタルなんだけどポップな感じもあって、案外取っつきやすい感じなので、もし良かったら聞いて欲しいのですが、アルバム『Keeper of the Seven Keys Part 2 』の中で、『Dr.Srein』って言う曲があって、ステイン博士が作ったクリーチャーが世界で暗躍しているぞ、みたいな歌詞なんですよ。
でもこの曲書いたときに、作詞作曲したヴァイキーさんはフランケンシュタインのこと知らなかったらしい。ホントかよ。
この曲ね。

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あとHELLOWEENには『halloween』って曲もあるからハロウィンの夜に聞きましょう。もうすぐ終わるけど。

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雑なあらすじ。

このフランケンシュタインの話は、かなり子ども向けの脚色が入ってました。
そもそもスタートから現代の話で。主人公はフランケンシュタインというあだ名をつけられていじめられた子どもで、家出しようとしたところで出会った大人に催眠術をかけられてリーディングをしてもらったところ、前世の記憶としてフランケンシュタインのお話を語り出し……っていう流れでフランケンシュタインのあらすじを語るというお話でした。
多分あらすじはあってると思うんですが、そこまでの構成変更が必要だったのかどうかは疑問。
フランケンシュタインそのものの話は、ゴシックホラーな雰囲気かと思ったらどっちかというと宗教的な感じ。人ならざる者はどうやって生きて行けばいいのか、人間が人間を作るというのはどういうことなのか。人との交流を求めたモンスターが迫害を受けたりとか。
フランケンシュタイン、原作書いた時作者は20歳ですって。とんでもねーな。
 
ちなみにこの本は、お話の内容よりも解説がめちゃくちゃ秀逸でした。わかりやすいし蘊蓄がすごい。調べてみたら有名なSF研究者の方だそうで。
 
一番びっくりしたネタは、フランケンシュタインと吸血鬼の小説って、俺たちで怪奇小説書こうぜ、って息巻いた若者たちによって生み出されたものだということでした。詳しくはこの本か、ウィキペディアでも見てください。

まとめ

フランケンシュタインはモンスターの名前じゃなくて作った人の名前。
小説の内容としてはホラーというよりは人間とモンスターの苦悩を描いたヒューマンドラマ。
フランケンシュタインと吸血鬼(小説の元祖)は知り合いの若者たちが集まって書いたらしい。
みんなハロウィンを聞け。
 
ということで最後までお付き合いありがとうございました。
 
 
 参考にしたサイトたち。ありがとうございます。