劇場版冴えない彼女の育てかたFine 来場者特典小説コンプしました。【感想まとめ】
ようやく、ようやく来場者特典小説を全て手に入れました。
長い戦いでした。劇場にこんなに足を運んだのは初めてなので新鮮な経験でした。
札幌は上映館がひとつしかなくて、しかも4週目から1日1回、日によっては17時スタートと社会人には中々ハードルが高かったですが土日を費やしてなんとかなりました。途中ヤフオクに頼ろうかと思いましたが転売屋を儲けさせるくらいならと思って頑張りました。
この先にもこんなに頑張る作品は出てこないような気がします。なんか別の作品にハマってたら許して下さい。
さて、全部揃ったので改めて1冊目から振り返っていきます。劇場版、特典小説のネタバレありなのでご注意を。
冴えない彼女の育てかたAfter[One Year Later]
まずは1年後、倫也が浪人して大学に合格して、そこから倫也が恵に改めて一緒にゲーム作りをしていこうという話をしたら恵にもっと主人公らしく格好良く口説けと求められる話。
恵がどんどん欲を出していってメインヒロインとしてのアピールがすごい。いや、もう彼氏彼女だからいいんだけどね。”童貞力”のくだりは本当にね……エロゲでやれと。
とにかく倫也と恵がイチャイチャする回でした。初回から匂わせがすごいですね。エロ展開の。
冴えない彼女の育てかたAfter[Two Years Later]
2年後です。成人式ネタ。1年目が単なるイチャイチャ回だったので、正直この回でも普通のイチャイチャ回だったら特典コンプは辞めようと思ってました。
成人式で英梨々が恵の振り袖姿をスケッチするお話で、恵と英梨々がもうバチバチで最高でした。そう、見たかったのはそれ!
”恵が十八歳で大切なものを解禁した”っていうところで叫びそうになりました。爆ぜろ。
英梨々がちょっとずつ恵に探りを入れてジャブを打ってるのに一歩も引かない恵。正妻強い。全体を通して相変わらず英梨々や詩羽先輩のことを追いかけている倫也と、それを隣で応援するしかない恵、そして追われるんじゃなく本当は隣で一緒に夢を追いかけたかった英梨々。この関係性が見える台詞回しが絶妙でした。
オチは結局エロだったけど。
冴えない彼女の育てかたAfter[Three Years Later]
3年後は英梨々と詩羽先輩しか出てこない回。メインヒロインが出てこない回があるのが冴えカノらしくていいですね。
前半は実写映画化を腐してる話。いつもの業界ネタでした。後半では英梨々が前に進むために詩羽先輩の元を離れていく過程を描いていました。3~4年続くプロジェクト、ということはblessing softwareで合流する前にやってた仕事がこれに当たるんでしょうかね。
オチはエロじゃありませんでした。そういえばちゃんと毎回オチがついている。
冴えない彼女の育てかたAfter[Four Years Later]
4年後は22歳ですね。ストレートなら大学4年です。倫也は3年だけど。楽しかったなぁ大学4年。あの頃に戻りたい。
詩羽先輩が書いたガールズバンド小説の実写映画に美智留が出演するっていうお話。原作のガールズサイドでもありましたが詩羽先輩と美智留の会話も結構好きです。お互いに”分かってる”のに敢えてズラしたりすれ違わせたり。で、最後に美智留がバシッと本音をぶつけるっていう展開。詩羽先輩には目標でいてもらわないといけないんですよね。そうじゃないとblessing softwareは前に進めない。
ガールズバンドの話はほとんど無かったようなもんでした。オチに使われただけって感じ。
冴えない彼女の育てかたAfter[Five Years Later]
5年後はゴリゴリの業界ネタ。マルズの仕事で他の開発会社が投げた企画のサルベージ。無事に会社になったblessing softwareの最初のお仕事。仕事なんて実際はこんなもんなのかもしれませんね。でも炎上プロジェクトの救助はもうしたくない。
倫也が英梨々と詩羽先輩に追いつくための最短距離だ、というのをぼやきながらも支える恵。というのを風呂でイチャつきながら話す回でした。
エロじゃないオチが続いてたから油断していました。
冴えない彼女の育てかたAfter[Six Years Later Part.1]
まさかの6年後は前後編。普通に1年ずつだと思ってたので裏切られました。Part.1は加藤家と氷堂家のお話がクロスオーバーする感じ。恵のお姉さんは強いです。”見た目は淡泊に見えるけど一皮むけば執念深い”と恵を評するのが素晴らしい。読者からはフラットな彼女が段々とフラットでなくなっていく、という見え方だけど家族からすれば元々そうでしたよ、というアピール。なるほどなぁ。
ラストの恵はあと2年、倫也は今年こそ、っていう気持ちのズレが後半に引っ張られるわけですね。
冴えない彼女の育てかたAfter[Six Years Later Part.2]
いよいよ最後の週、どんなラストになるのか、と思ったら7週目特典の表紙が公開された段階で「あぁ、プロポーズか。そうだよな。」と納得しました。
倫也が引っ張って引っ張って指輪を取り出す。ここまで先手を打ってきた恵が最後の最後で不意を突かれて躱しきれない。良かった。
英梨々派のみんなごめん。恵はやっぱり強かったよ。
ラストは映画でワンカットだけ恵の指に指輪があるから見れなかった人は円盤を買えというネタでした。流石に7週見てる人は気付くでしょうよ。
劇場版エピローグの最初が無茶苦茶やってたんで、小説もラストは裏切ってくるんだろうな、と思ってたところでめっちゃストレートにプロポーズを入れてくるっていう。いい意味で裏切ってきますよね。
劇場版はこの出来事の数日後とのことなので、プロポーズして結婚前だからまだ表札の苗字は変わってなかった、ってことなんですかね。どっちの苗字にするんだろう。苗字決めるのも散々いちゃついてから結局安芸にするんだろうなぁ。
最後に
備忘録も兼ねて全部の感想書きました。特典小説エロばっかだったな!と勝手に思ってましたが7週のうち3週でした。
この特典小説、まとめた文庫版出るんですかね。まぁ多分出るかBD特典になると思うんですけど劇場版の熱が残ってるうちに読めたので後悔はしてないです。オマケも含めて本当にいい作品でした。
良かったら劇場版の感想も読んでみて下さいね。最後まで読んで頂いてありがとうございました。