ものを書く練習。

札幌近郊のオタクなバンドマンがバンドの話とオタクな話と食べものの話を書く練習場所です。

ぬるめのオタが名作に触れる【タイムマシン編】

 どうも、雨水です。

 
実はこれまで名作と言われるものに全然触れてこなかったのですが、知ったかぶりするのもそろそろ限界なので、ここらで一気に消化してしまおうぞ。ということで最近必死にいろいろ見たり読んだりプレイしたりしています。
 
そして消化した結果を世間に公表することで、世間のぬるめのオタ達が知ったかぶりするときに少しでも役に立てば良いと思っています。是非明日のオタトークの糧にしてください。ぬるすぎてホンモノの人に怒られても僕は責任取れませんが。
 
当然、「名作はちゃんと読んでるし見てるしプレイしてるわ!」って人は回れ右。
もうこの回れ右ってフレーズも古代のオタク野郎しか使わないような気もしますが、もうこういう文章しか書けないので気にしないで読んでもらえると大変助かります。そっと閉じて頂いても結構です。基本自己満足です。
 

 

というわけで一発目。

 
タイムマシン / H・G・ウェルズ
あらゆるタイムトラベル系の話の元祖。らしい。タイムマシンという名前もこの作品からきてる。らしい。
原作は流石にきつそうだったので、子ども向けに書き直されたやつを読んでみました。
読んだのはこれ。
 

 

痛快 世界の冒険文学 2 タイムマシン / 眉村卓

 

なんとなく新しそうだったのでこれにしてみましたが、とても読みやすかったのでおすすめです。
かなり人気のあるシリーズのようなので、このシリーズは一通り読んでみようと思っています。
というかこれの読書感想文をしばらくネタにする気満々です。
 

タイムマシンにまつわるぬるいオタ話。

まず、本編に触れる前に、オタク的な話から。
 
「タイムトラベルもの」「タイムリープもの」「ループもの」といった作品はアニメやゲームでたくさんありますよね。
タイムトラベルとループを一緒くたにするのはどうなのか、という意見もあると思いますが、タイムマシンの話にかこつけていろいろ語りたいだけなので、あんまり気にしないように。タイムマシンを使った作品だけに絞ったら俺が全然語れなくなるからダメです。とにかくSF弱いです。誰かSF得意な人、僕の友達になって教えてください。上っ面だけ知りたいです。
 
そういう作品の中で、俺は「STEINS;GATE」が最強だと思っています。「STEINS;GATE」はタイムリープ要素、ループ要素、タイムトラベル要素、それらを全てミックスした上で、アキバとオタク要素をぶち込むという暴挙をやってるところが最高でした。知らない人は原作プレイするかアニメ見て。
最近では「レヴュースタァライト」も地味にループしてましたね。広い意味でのループなら「ひぐらしのなく頃に」も大好きです。ひぐらしのなく頃にのどこが素晴らしいかと言うと、沙都子がとてつもなく可愛いところです。
 
諸先輩方はよく「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を挙げるような気がします。俺は見てないのでわかりませんが、きっと面白いんだと思います。そのうち見たいです。
 
若者たちはよく「Re:ゼロから始める異世界生活」を挙げるような気がします。これも見ていないのでわかりませんがレムは可愛いと思います。
 
そもそもオタクは最初に見たループものを親だと思う、小鳥のような傾向にあるということなので、最強のループものは何かっていう話をすると恐らくもめるのでやめます。
 
つーかタイムリープって結構良く使われてると思ってたけど、和製英語なんですね。wikipediaの最初にサガフロンティアって書いてあってちょっと熱くなった。サガフロンティアは小学生の頃にハマってから未だに時々プレイするくらい好きです。みんなプレイして。
 
で、タイムトラベルの話に戻るんですが、俺の知る限りタイムトラベルを使った作品って、「過去に戻って未来を変える」作品が圧倒的に多い。
 
そりゃタイムマシンがあったらみんな変えたい過去の一つや二つありますからね。
俺も入る高校が違っていればもっとモテていたはずだとか、身長があと10cm高ければもっとモテていたはずだとか、あの時あのバンドに参加してたら今頃売れっ子ミュージシャンだっただろうとか、あの時塾の隣の席にあいつが座っていなければこんな限界オタクにはなってなかっただろう、とかいろいろあります。
 
それなのに。
このタイムマシンという作品では、タイムトラベラー(名前は無い)は未来に飛んでいくわけです。
当然過去を変える話だと思っていたので、結構驚きました。
 
時代背景もあるのでしょう。なにしろこの作品が書かれたのは100年前、1895年です。
丁度19世紀末、20世紀、21世紀、その先はどうなっていくのか、そういったところに意識が向いていたのかなぁと思います。
あときっと作者は自分の過去に変えたいことなどなかったんでしょうね。ただただ羨ましいです。
 

雑なあらすじ

こっからは雑なあらすじ。あんまりちゃんと書くといろんなとこから怒られるからね。ほんとに知りたい人は読むといいよ。俺でも4時間で読めたよ。
 
友人からはトリックだ、嘘つきだといわれながらも、自分の理論を信じたタイムトラベラーは自分を実験台にします。
そして非常に雑な装備で未来にぶっ飛んでいきました。
服装は未来人に失礼のないように燕尾服、持ち物はマッチ一箱。武器もなし。
今こんな作品出したら大炎上ですね。いや、炎上もしないですねきっと。
だって普通に旅行行く時だってもうちょっと準備するでしょうよ。昔の人はそんなふらっと旅に出てたんだろうか。
 
そして80万年後へ。
そこでは未来人が平和に暮らしています。未来人は社会が完成しすぎているので退化してただ飯を食って寝て歌ってだけの生活をしていました。
で、完全に油断してタイムマシンを置きっぱなしにした結果、タイムマシンが行方不明に。
 
そこからタイムトラベラーの冒険が始まり、なんやかんやロマンスが合ったり、ピンチがあったり大冒険をして、3000万年以上の未来にいる奇怪な生物を見て、最終的に現代に戻ってくる。というようなお話でした。
その辺の話はいわゆる冒険活劇ものです。知力体力時の運を駆使して切り抜けるやつです。わくわくするけどあんまり目新しさはないです。そりゃそうだよ、100年前の作品だもの。
 
正直あんまりタイムトラベル関連の話は整理されていないという感想でした。
原作はもっとタイムトラベルの理論とかしっかり書いてあるかもですが。
ただ、あとがきにも原作は矛盾点が結構残る、というのが書かれていたので、これを読んだ人たちがあーだこーだ考えて、ここの矛盾をどうするんだとか、ここはこうしたら実現できるんじゃないかとかそういうことをやりだした結果、今のような形になったのではないかと推測されます。
 
最初に、3次元のほかに、時間を次元と考えて4次元とする考え方があり、通常時間は一方向にしか進まないが、そこを行き来するのがタイムマシンというのは、恐らく今のタイムマシンのイメージと大差ないかな、と思います。
そういう意味ではタイムマシンネタの始まりであることは間違いなさそうです。
 

最後に。

これ書きながらいろいろ見てたら本当はこれより先にタイムマシンの話を書いてる作品があったことを知る。
それどころか「タイムマシン」以前にタイムトラベルの考え方は十分に確立していたそうで。全然始まりじゃ無い。恥ずかしい。
ただし、当時としては未来に飛んでくアイディアが新しかったらしい。俺完全に読み違えてるじゃん。
まあ勉強になったからオーケーということで。
次は、一緒に借りてきた「フランケンシュタイン」を読んでみたいと思います。
それでは。
 
 
参考にしたサイトたち。ありがとうございます。