ものを書く練習。

札幌近郊のオタクなバンドマンがバンドの話とオタクな話と食べものの話を書く練習場所です。

美少女ゲームソングカバーライブ『ERGS-LIVE!3 -7年の時を超え、今まさに-』に出演してきました。

どうも、雨水です。

しばらくブログもサボり中だったんですが、主催のライブをやったら気持ちをTwitterでは書き切れないのでここに残しておこうと思います。

 

 

エロゲソングオンリーライブを初めて開催したのは2012年。
O.T.A Coming outというライブで、たまたまエロゲカバーバンドをやりたかったメンバーが集い、その勢いのままライブ開催、そしてその年に2回目の開催という流れでした。

 

当時は大盛況にて終わったのですが、その後はメンバーの多忙などでライブを開催できない状況が続いていました(主に俺が転勤やら何やらあったせい)。

 

そこから6年経ち、2018年、「O.T.A Coming out!!16~同奏会のお知らせ~」というライブで主催メンバーが再会、久しぶりにエロゲソングのライブやりたいね、ということで今回のライブ「ERGS-LIVE!3」の開催となったわけです(今回はエロゲオンリーではないので、美少女ゲームソングカバーライブとなりました)。

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イラストはなんとあのまつだひかりさん!

以前まではライブハウスで開催していましたが、出演者の年齢層アップに伴ってお客さんの年齢層もあがってきたので椅子のあるライブバーで。

すすきのにあるHOTTIMEというライブバーなのですが、事前の打ち合わせに何度もお邪魔させて頂き、ライブの流れも含めて納得出来る形になりました。
その節はお世話になりました。

では、当日の様子を思うままに書き残しておきたいと思います。

 

あんなに練習した梶浦バンド

最初はあん梶バンドさんでした(フレンドリー感を出すためにあえて省略)。
元々美少女ゲームソングをメインにやっているバンドではないのですが、今回美少女ゲーム”関連曲”というルールにしたので、Kalafinaの楽曲をメインに演奏されているこちらのバンドに出演頂けることになりました。
コーラスの完成度がとても高く、いつも見る度に感動しています。

美少女ゲーム”関連曲”ということでFateの楽曲多めのセトリで演奏してもらえました。
実は僕はFate関連は全くノータッチなのですが、やっぱ主題歌一曲一曲がいいですね。今更ですがちゃんと原作やろうと思います。

MCでは公開10連ガチャでバイオリン担当の『アーチャー』インギーさんを召喚するなどちょっとしたお茶目もありつつ、楽しませてくれました。

以前別なライブで対バンしたこともありましたが、今回もコーラスが素晴らしくて、次に出演するバンドがかわいそうなくらいでした。
次に出演するバンドは僕のバンドでした。

 

シコ十家

我らが情緒不安定ボーカルを擁するシコ十家でございます。僕のいるバンドです。
今回はなんと静岡からキーボードのMACが参戦!

ライブでは初参加となりましたが、やっぱりキーボードが居ると楽曲が豪華になっていいですね。毎回来てほしいものです。遠いけど。

楽曲についてはセトリを見て頂くとして、MCの軸を今話題の対魔忍にしていたはずが、お客さんがそんなに対魔忍のことを知らずややウケに終わるという小事故でした。

のりさんは前回のERGSでは弾き語りとカホンの2人ユニットで出演して頂いたのですが、今回はバンドで出演できて良かった、とのことなので、久しぶりでも開催してよかったなぁと主催ながらに思ったのでした。

個人的にはStarTRainのコーラスを褒めてもらえたのと、ギリギリになって無理矢理つっこんだTrue My Heartが盛り上がったのでOKとしたい。

 【セットリスト】
さめない熱 /「天使ノ二挺拳銃」ワタナベ
Back on the World /「ChronoBox」岩崎可苗
StarTrain/「StarTrain」遊女
True My Heart/「Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-」ave;new feat.佐倉紗織
胸キュンサプリ/「天空のシンフォニア2」Honey Bee

 

peten

なんと静岡から参戦のpetenさんでした。
マニアックな選曲で会場の一部エロゲマニアの方々を唸らせておりました。しかも全部原曲キーで歌うというものすごいひとです(男性ですが女性キーで歌える人です)。

詳細なセトリはpetenのひかのさんのブログで紹介されているので是非見てみてください。

シコ十家の片付けと次の準備をしていたせいで『ねぇ……しようよ』を見逃したのが一生の不覚。歩笑ねーたんは今でも大好きです。姉、ちゃんとしようよは1も2もお姉ちゃんに甘やかされたりいじめられたりする最高のゲームなので皆さんプレイしましょう。

ラストの『Dreht Sich!』は、病気と闘うゲーム『ぼーん・ふりーくす!』の主題歌で、MCの際に最近病気をされたという流れからのこの曲だったので、聞きながら色んな感情が渦巻きました。

もちろんCDは購入させて頂きました。病気と闘う力になりますように。

 

はにぃべあーず

シコ十家のときもステージ上で自撮りしてTwitterにアップしてたんですが、どっちもメンバーがちゃんと全員写ってないという大失態。下手クソです。ほんとすいません。

実はERGS皆勤賞のバンド、はにぃべあーず。今年で活動11周年だよ。
なんだかんだ言って、10年以上も活動させてもらって本当にありがたいと思っています。札幌のダメ系バンドとしては低空飛行ながらコンスタントに活動していられるのは、ライブに誘ってくれる主催者と、お客様のお陰です。

とちょっと真面目な話をしてみましたが、ステージは相変わらずのゆるい感じでお送りしました。行き当たりばったりのMCですまんな。

【セットリスト】

1. Dash! to truth / 「大番長」ブリジット本田

大好きな大番長の主題歌です。
はにぃべあーずの曲では僕のイチオシなのでずっとセトリに入れさせてもらっていて、名刺代わりと言ってもいい曲になったと思います。
まとうくんとひでくんのツインリードの下でベースを弾くのが最高に楽しいです。 

2. Mighty Heart ~ある日のケンカ、いつもの恋心 / 「つよきすKOTOKO

立て続けにメジャーどころということでKOTOKOの曲を。
はにぃべあーずの中では「地獄の皇太子」スタイルと呼ばれる、ゆずちゃんが台詞を言ったら始めなければいけないという曲です。
今回はごりさんが入りをミスるというプチ事故がありましたがなんとか立て直しました。

つよきすも思い出深いゲームです。petenさんが演奏してくれた『ねぇ……しようよ』でお馴染みのきゃんでぃそふとの作品。
同じブランドの『姉、ちゃんとしようよ2』が素晴らしいゲームだったので、個人的にめっちゃ期待していた中、全員ツンデレっていうふざけたコンセプトが発表されて「おいこれ大丈夫なんか」と思ったところからの名作でした。

全ルートやりましたけど、よっぴーのルートが一番記憶に残ってます。社会的地位が低いわけでもいじめられてるわけでも友人関係に困ってるわけでもないのに、自己肯定感が低すぎてヤンデレ化する、ってのがもうなんかわかるー、って感じで最高なのでぜひプレイしてください。 

3. a song for... / 「キラ☆キラ」HAPPY CYCLE MANIA

バンドでやるならキラ☆キラの曲でしょう、ってことでこの曲。
きらりルートのエンディングでかかるんですが、そこまでの流れがもう切なくてしょうがない。他の曲もあるんですが、一番思い入れがある曲ということでこれを。僕の衣装も鹿子のコスプレでした。衣装は妻によるフルスクラッチとなっております。丈夫に作ってくれたので7年経っても壊れません。ありがとう。

メーカーのOVERDRIVEさんには大変お世話になっておりまして、今回使用したベースも、OVERDRIVEさんのライブで実際に使用したものを公式のオークションで入手して、それを使わせてもらってます。

最新作の『MUSICS!』もクラウドファンディングで支援しました。到着楽しみにしています。

演奏はもう気持ち重視で弾いたので、ちょっとミスが多かったですが、ゲームと楽曲に対する思いが伝わればいいなぁと思ってます。 

4. Rumbling Hearts / 「君が望む永遠栗林みな実

これもはにべではよくやっている曲です。プチ情報としては僕が初めて耳コピした曲ですね。1音ずつ探していって、イントロのC#の音を見つけた時の感動とは今でも忘れられません。

この曲はがお客さんもたぶん一番盛り上がってくれたのではないでしょうか。
ベース弾きながらだと「風に抱ーかれー」が難しいので、客席から聞こえてくるのが嬉しかったです。訓練されたファンのみんな、いつもありがとう。

君のぞについても語ろうと思ったのですがそろそろアレなのでやめます。聞きたい人は直接聞いて下さい。

5. Fragment /「水夏」KAMIN

久しぶりにやろうか、って言ったら去年のライブでもやっていました。
この曲はベースラインが結構特徴的で、動き回るので緊張感がありますが演奏していて楽しいです。
結構カバーもされていて、知名度は高めだったかと思います。
ゲームは買ったのですが実はまだ途中までしかプレイしていないです……。 

6.いちごGO!GO! / 「いちご打」桃井はるこ

最後は盛り上がる曲で、ということでモモーイの「いちごGO!GO!」でした。
この曲、はにぃべあーずでは始めて演奏する曲だって気付いてました?
それにしてもモモーイのパワーはやっぱりすごい、お客さんも盛り上がってくれてよかった。petenのひかのさんが後ろで飛び跳ねててくれたのがなんだか嬉しかったです。

 

ミドルバスターズ!

最後はミドルバスターズ!でした。
一緒に主催した哲犬さんの所属するバンドで、今回トリを務めて頂きました。
トリにふさわしい完成度で、知ってる曲も知らない曲も全部まとめて楽しめました。

2バンドの演奏を終えて半分力尽きてましたが、後ろの方から応援していました。

ミドルバスターズ!は楽曲一曲一曲ととても真摯に向き合っているバンドだと思っていて、ライブで見る度に、前回聞いた曲も更にクオリティが上がっていて、毎回新しい発見があって見ていて凄く勉強になります。

メンバー全員が一丸となってミドルバスターズ!の音楽を作りあげている感じがして、対バン相手として尊敬しています。ちょっとだけ悔しさもあります。

僕も向上心を持っていればいつかたどり着けるのだろうか。がんばろう。

 

セッションタイム

 今回は出演バンドがちょっと少なめだったので、バンドもお客さんも全員参加のセッションタイムを設けました。
初めての試みだったのですが、なんとかなるだろうと高をくくってたら全然参加者が集まらず泣きそうでした。
ギリギリになって焦って声かけをして、たくさんの協力を頂いてなんとか4曲成立しました。

セッションのスタートは、前回オープニングアクトを飾ったYURU=YURU EGGSが務めさせて頂きました。僕のバンドです。
完成度はよく分からないですが、楽しかったです。ZeppSapporo以来のステージというとなんか凄そうに聞こえますよね。いろいろはしょってますが事実です。

その後はメンバーを変えながらエロゲソングの定番曲をセッションをしてもらいました。予定していた曲が終わった後、「誰かキラ☆キラ弾ける人~!」って声かけをしたらエントリーしてなかった人がぞろぞろと出てきました。やっぱりみんな弾けるんじゃん!そんなシャイな君たちが大好きです。

こんな感じでまたエロゲソングをみんなで演奏する機会はまたやりたいなぁと思っています。

 

そんな感じでライブはお開き。
ライブを終えて、主催大変だったなぁと思いながらも、充実感もありました。
楽曲とゲームの持つパワーを借りながらみんなで盛り上がれるのがエロゲソングカバーライブの良いところ。原曲やメーカーへのリスペクトは忘れず、これからも楽しくやっていければいいなぁと思っています。

 

次回のライブは未定ですが、また何年か後に集まって、みんなでライブをやりながらエロゲの思い出を語り合いたいなぁと思ったのでした。

締めくくりの言葉は、もちろんこれで。

 

日本全国のエロゲーブランド、エロゲーファンにありがとう!