札幌HOT TIMEでライブ「Not more.the Wall」を見てきました。
さて、昨日は自分のライブでしたが、今日は哲犬さん主催のライブ「Not more.the Wall 音楽にジャンルの壁なんていらねぇぜ!」を見てきました。
音楽にジャンルの壁なんていらねぇぜ!をテーマに哲犬さんが各地で見た色んなジャンルのバンドが一堂に会するというすごいライブでした。
会場は札幌HOT TIMEで、観客も3850円で飲み放題ビュッフェ付きになるという、食べて飲んで楽しめるライブでした。ホットタイムさんは本当に良いハコなので音楽人の方は是非ともイベントなどでご利用ください。いろいろ相談にも乗ってくれます。あとカレーも美味しいです(宣伝)。
さてさて、今回もライブレポです。案外僕のレポを楽しみにしてくれてる人もいるみたいなので頑張っちゃいます。
アドクマ
最初の出演はアドクマ。ギターボーカルのたいせーさん、前は別のバンドでドラム叩いてたと思うんですが本当に何でも出来ますね。そういえば1人演奏してみた動画とか出してたのを思い出したので貼っておきます。
あとついでに僕が初めてたいせーさんと出会ったときの意識の低いアニソンセッションの動画も貼っておきますね。リライトを歌っているのがたいせーさんです。
さて、1曲目はガルデモの「Crow Song」。可愛い声のボーカルでした。というかギタボがひさ子パート弾きながら歌ってる!僕もこの曲弾いたことありますけどそれは無茶では……。時々歌をスルーしてたのがキュートでしたね。
MCは、やっぱりエンターテイナーだなと。敢えての紙を見ながらのMC、結婚式みたいでしたね。
その流れでの「お願いマッスル」は爆笑が巻き起こってました。そして即席バンドといいながら完成度は高かったです。ベース弾きながらの合いの手が完璧でした。表情もベースも全く崩れず。こういう面白い曲を真剣にやるのが良いですよね。
他にはアジカンの「それではまた明日」や「Re:Re:」などを演奏していました。Re:Re:は「僕だけがいない街」のOPで、アニメが滅茶苦茶面白かったのでぜひ見て欲しいです。舞台が苫小牧で、主人公の母親を演じる高山みなみの北海道訛りが完璧すぎるので、Amazon Prime会員の道民はとりあえずそこだけでも見て欲しいです。
そしてラストは「限界突破×サバイバー」!
最後にちゃんとカッコいい曲で締めってのも良かったです。エンタメバンドに終わらない底力!よく見たらドラムもヴィニーズのクボタさんじゃないですか!そりゃあ完成度も高い訳です。
MR. BICri
これは哲犬さんの地元の楽器屋さんが所属しているバンドで、名前の通りMr.Bigのカバーバンドです。
元々凄いと聞いていたのですが、想像を遙かに超えるクオリティ。
1曲目の「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」の時点で僕はテンション上がってました。
しかもドリルまで本当にやるの!?こんなの初めて見ました。
ベースに注目してましたが、ベースからケーブルが2本伸びているし、音も太くてかつ歪んでいて僕の目指す音にとても近くて感動しました。
あと演奏中にコントロールを時々いじるのも本物っぽくて好きです。
そして「Addicted To That Rush」のイントロでのギターとベースのユニゾンタッピングフレーズ。少しのズレも許されないフレーズが完璧でした。
「Green-Tinted Sixties Mind」も良かったし「Stay Together」も良かったなぁ。
それにしてもえげつないキーも難なく出してるボーカル、凄すぎます。若そうに見えましたがおいくつだったのか……。
演奏が終わった後にベースの方に突撃したのですが、全然変わったエフェクターは使ってないそうで。ビリーシーンのシグネチャーモデルのドライブと、あとはディマジオのピックアップをパラ出ししてラインセレクターでミックス、最後にマルチコンプということでした。最後にコンプはすぐ試せるので試してみたいです。あんな音が出せるように研究したい。
あとビリーシーンのシグネチャーモデルのドライブペダルは色が青だったので僕のボードに入れられると分かりました。誰か買ってください(青くないとボードに置けないという呪いがかかっている)
Sound Rave feat.たまこ
札幌で活動していて、音楽即売会やシンガーへの楽曲提供で活躍しているSound Rave。今回は打ち込みにボーカル、ギター、ベース、キーボードというユニットでの出演でした。ベースの平井さんには昔からお世話になってます。ギターのハム君は昨日のライブで一緒でした。2日連続でお疲れ様です。
ピンクペイズリーのジャズマス、おしゃれで良いですね。音もカッコ良かったです。
デジタルサウンドのみも良いですが、やっぱり僕は生の楽器が入ってくるのが好きですね。平井さんのベースも好きなのでもっと聴きたかったです。僕の中ではレイクランドと言えば平井さんだと未だに思っています。同じベースを弾き続けてるのも硬派でカッコいいです。
たまこさんの伸びのあるボーカルも楽曲にマッチしていて、シンガーのために楽曲を作る方々の力というのは凄いなぁと思いました。
Youtubeでサンプルも聴けるので、気になる方は聴いてみて下さいね。
万屋
打首獄門同好会のカバーバンドと聞いていたのですが、1曲目はモーターヘッドの曲?よく見ると、「打首獄門同好会等」と書かれていました。つまりは3ピースのラウドロックバンドでした。
およげたいやきくんのカバーだったり、お弁当箱の歌だったり、独特の世界観でギターをザクザク刻むというスタイル。誰かのカバーをやっているのか独自のアレンジなのかも僕には分かりませんでした。
MCで年齢の話をしていましたが50代半ばとのこと。それなのにすごくエネルギッシュでした。3人体制だとやっぱキレの良い音が大事だと思いました。ミドルバスターズ!のロゴマークを見てきつねですよね?と言ったらボコられたと言っていました。どうみても犬です。
そしてようやく打首獄門同好会の曲「フローネル」。
ギタボの方がもうノリノリでした。原曲でも恐らくあると思うんですがBメロで客いじりを始めて会場の雰囲気を持って行きました。
公式の原曲見つけたので貼っておきます。客いじりはしてませんでした。
めちゃくちゃ酔っ払ってるように見えたのですが本能で弾いてるんですかね。ギターソロとかリードとかすごくカッコよかった。
あと、「ちょっとあんた飛ばし過ぎ」って言い続ける曲やってたんですが、もしかしてこれ……?
魂響
陰陽座のカバーバンド、魂響。衣装もバッチリ決まっていて、雰囲気のあるバンドでした。
僕が知っていたのはドメジャーな「甲賀忍法帖」だけでしたが、ジャパメタっぽい曲からビジュアル系っぽさもある曲もあり、実は僕にはとても刺さるバンドだったのだなぁと改めて感じました。ちゃんと陰陽座を聞いてみようと思いました。
楽曲の良さもあるのですが、全員が演奏も凄く上手だったので聞き応えがありました。
甲賀忍法帖の時、誰も歌ってないのにコーラスが入っていたので、同期してるのかな?と思ったのですが端にコーラスの人が隠れてたのはびっくりでした。
あと、上手ギタリストが見たこともないギターを持っていたので、オーダーかと思ったらAIONというバンドのIZUMIというギタリストシグネチャーモデルだそうです。
今は買えないみたいなので結構レアものみたいです。
ミドルバスターズ
ラストはミドルバスターズ!。美少女ゲーム関連曲カバーバンドです。
既に説明不要かと思いますが、ミドルバスターズ!について知りたい人は僕の過去のブログなんかを読んでみて下さいね。
今回は主催バンドということでトリの出演です。哲犬さんいつも主催業お疲れ様です。
セトリは公開されていました。いつもの曲中心ですね。エロイコはいつか自分でもやりたい曲です。大好きです。
エロイコのキーボードソロの所でこだ隊長がキーボード持ち上げるのがいいですよね。
【Not more.the Wall】セットリスト
— ミドルバスターズ! (@mdbs_sapporo) 2020年1月12日
1.ジュヴナイル / 蒼天のセレナリア
2.Little Busters! -Ecstacy Ver.- / リトルバスターズ!エクスタシー
3.色彩 / Fate/GrandOrder
4.Jack Keeper / 空のつくりかた
5.エロイコ / Dolphin Divers
UC.Rhythm-MAX / Stellar☆Theater
秋葉原でのライブ出演を終えてパワーアップしてたのでは。特にリンカ氏のボーカル、粘り強さがアップしてたような気がします。
哲犬さんもこっそりフィルのフレーズが細かくなってませんか!
ちなみにMCで話題に上がっていた「母性カノジョ」はここで買えます。もちろん18歳未満の方はアクセスしちゃダメだよ。
最後に哲犬さんがこのライブを主催した思いを語ってくれました。魂響と対バンした際に、ボーカルの雪猫さんが、ブログに「ジャンルの間に薄い壁がある、それを壊していくのもやぶさかではない」ということを書いていたそうです。
それを実現できるライブを、ということで今回の企画だったとのことでして。
色んなジャンルを分け隔てなく愛する哲犬さんらしいな、と思いました。
アンコールはいつものRhythm-MAXで締め。ここだけツインギタースタイルになるの、いつも素敵だなぁ思って見てます。
最後に
出演者の皆様、ホットタイムの皆様お疲れさまでした。素晴らしいステージをありがとうございました!
僕も来週ホットタイムのステージに立たせて頂くのが楽しみです。
かなり長くなりましたが最後まで読んでくれた方、どうもありがとうございます。
それでは。