形にならなかった自作非電源ゲームを供養する。『あくまのゆうびんやさん』
僕、非電源ゲーム好きなんですけど、いつか自分で作ったゲームをゲムマに出したい、って言う夢があったんです。
数年前からいろいろ構想を練って、友達にテストプレイしてもらうところまで行ったものの、諸々の事情で形にできなかったゲームを紹介したいと思います。
もし商品化したいという方やこうしたら売れるんじゃないか、という方がいたらご連絡を。無いと思うけど。
2つあるのですがまずは1つ目から。
『あくまのゆうびんやさん』
概要
天使と悪魔の郵便屋さんの相棒となって、妖精にいたずらされながらも郵便物を仕分けたり届けたりするお手伝いをする、というカードゲームです。5人用。子ども向け。
正体隠匿+手札整えゲームのイメージです。
ルール
1.相棒の決定
まず、プレイヤーはそれぞれ相棒が書いてあるカードを引き、自分だけで見ます。それがそのゲームのあなたの相棒になります。
相棒カードは天使、悪魔、妖精の3種類です。ここで選ばれたカードによって、勝利条件が変わります。
天使、悪魔のカードを引いた人は、自分の役割に合った郵便物を集めることが目的です。
妖精のカードを引いた人は、天使と悪魔が郵便物を集められないようにするのが目的です。
2.手札と場のカードのセット
プレイヤーに手札を配り、残ったカードを3枚郵便局の札としてオープンします。それ以外の残ったカードは山札になります。
手札として配られるカードは、悪魔と天使のマークが書いてある郵便物カードと、良くないことが書いてあるトラブルカードです。
3.手番
プレイヤーの手番には、以下の2つの行動を行います。
・郵便局からカードを受け取る
・手札から郵便物を別プレイヤーに配達するか、トラブルカードを使用する
まず、郵便局からカードを受け取ります。受け取るカードはオープンになっているものか、山札の1番上のカードを選びます。不要な場合は引かなくてもよいです。
その後、手札から郵便物を別プレイヤーに配達します。配達されたカードは受け取ったプレイヤーの前に表向きでおきます。 トラブルカードを使うとカードがヤギに食べられたりハトがカードを交換したりします。
4.ゲームの終了
プレイヤーの手番を繰り返し、郵便局のカードがなくなったらその時点でゲーム終了です。
ゲーム終了時に、相棒カードを全員に公開します。天使と悪魔のカードを持っていたプレイヤーは、自分の手札と自分の場にある郵便物のうち、相棒と同じ郵便物の数値分プラス、相棒と違う郵便物の数値分マイナスして、合計点を計算し、1番大きいプレイヤーが勝者となります。
妖精は、誰も5点以上の得点を取れなかった場合と、自分の天使と悪魔の郵便物カードの合計点がぴったり同じになっている時に勝者となります。
形にならなかった理由
・数字のでかいカードを使ったらすぐに正体がバレるので正体隠匿の意味がない
・ルールがシンプルすぎて、最適な行動がわかりやすすぎる
・そもそも面白くない
トランプのナポレオンを簡単にしたゲームを作りたいな、と思っていたのですが、やっているうちにこれナポレオンでよくね?となってしまったので、さらにこねくり回して紆余曲折があった結果こんな形になったのですが、どうも身内でやったテストプレイの評判も良くなかったのでお蔵入りです。
奥様の書いた悪魔のイラストは好きなので、別なゲームでもなにか形に残せればなぁと思っています。
次はちゃんと完成させたい。